Coming through the Rye or Lie or Flies
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欠けた部分や落書きなどが多く、解読は困難極まりない。
どうにか読める部分も増えたが、今後も落書きが増えることは想像に難くない。
私が記した部分も書き換えられることだろう。
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OKB-ZERO にてスネークと対峙したスカルフェイスが語る。
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なるほど、お前も亡くしたな。
その痛みを□□□で緩和しようとする。
しかし、その痛みは消えない。
それなのに人は、鬼に堕ちている。
お前も私も、逃げも隠れも出来はしない。
いいだろう。私の鬼を見せてやる。
▲▼▲に何を聞いた?
それは●●●が導き出した解の一つに過ぎない。
私の意志とは違う。
ラングレーの時から君を知っている。
君が失敗したら、私が拭う事になっていた。
だが、君は仕事を立派に成し遂げた。
あれで、私達の未来は決められてしまったようだ。
――――は自由の国、移民の集まりだ。
それぞれに異なるルーツが。
彼はそれを一つにしようとしていた。
情報で、言葉で、無意識を統制しようとしたのだ。
――
私は小さな村で生まれた。
幼いころ幾つかの流行が、私の時間を奪った。
大人達から離れ、その中に引き込まれた。
流行りとは、奇妙だ。
流行りが変わると、私も変わった。
性格、物の考え、善と悪。
『病』に外見や内面を変えられたよりも、深く。
言葉は、人を殺し、生かす。
私は『嘘』に支配され、『嘘』は私の中に寄生した。
ある魔法使いは言った。
「ハリー、どれだけ似ているかではない。どれだけ違うかじゃ」
私の真実は奪われることでよみがえった。そして、それは繰り返される。
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暗い。もっと明るくなれ。ルーモス・マキシマ!
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世界に寄生しているのは『死亡フラグ』の方なのだ。
国に残してきた恋人、家族。それらを思えば死亡フラグ。
若干、強気なセリフを吐く。それはすなわち死亡フラグ。
瀕死の仲間を気遣う。それも死亡フラグ。
極めつけは『アナザーなら死んでた』だ。
私などは足を一歩踏み出しただけでも、死んでしまうだろう。
見るからに悪役の者達は、うかつに悪だくみも出来ん。
私の最後の虫だ。
『死亡フラグ』を教えてある。
私はこれで『死亡フラグ』を駆除する。
創作の世界は息吹を取り戻し、自由になる。
だが、人々はうなされるだろう。
幻肢痛に。
人々には新たな『フラグ』が必要だ。
笑いと、楽しみ、それを適度な残酷さと織り交ぜ、バランスを持って自己へと戻す何かが。
それが『テンプレート』だ。
正確にはそれ自体ではない。
それを選び、何かを感じ、自分の心を投影する。
そこに見る物語の登場人物は、自らの分身となる。
自分の中で生かすことが出来るのだ。
人々は失われた手を互いにつなぐだろう。
それぞれが紡ぐ言葉によって。
世界は一つになる。そのための自由は隷属である。
世界はありのままでいい。
そのためには、己がありのままを取り戻すことだ。
何かに従い学ぶなら、次第にそれは力になる。
きっとな。
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